新病院について
新たに開設される当院は、地域の皆さまにより充実した医療サービスを提供することを目指し、最新の設備と医療体制を備えた病院です。これまでの診療機能を大幅に拡充し、急性期医療から周産期・小児医療まで幅広い領域をカバーすることで、地域医療の中核を担います。
Interview
医療法人社団 苑田会
理事/医師 苑田 輝一郎
充実した救急・高度急性期医療体制
救急車の受け入れスペースを大幅に拡張し、現在の約3倍の広さを確保しました。これにより、より迅速でスムーズな救急対応が可能となります。また、MRIの台数を1台から2台に増設し、診断精度の向上と迅速な検査対応を実現します。さらに、手術室の数を増やし、ロボット手術にも対応可能なハイブリッド手術室を導入することで、高度な外科治療を提供します。また、新たにICUを設置し、現在のHCU(高度治療室)のベッド数を約1.5倍に増加させることで、重症患者の受け入れ能力を向上させました。これにより、全身管理を要する症例にも対応可能となり、今まで受け入れが難しかった患者にも対応できる体制を整えました。

周産期・小児医療の新設
足立区ならびに近隣自治体は、産科・小児医療の受け入れ施設が不足している状況です。この課題に対応するため、当院では新たに周産期フロアを開設し、小児病棟を整備しました。
周産期医療においては、地域周産期母子医療センターとしての機能を目指し、ハイリスク妊娠の管理や通常分娩の受け入れを強化します。さらに、新生児集中治療(NICU)を整え、必要に応じた新生児医療を提供します。小児病棟の新設により、地域の子どもたちが安心して医療を受けられる環境を整えました。

持続可能な働き方の推進
医療従事者が働きやすい環境を整えることも当院の大切な取り組みです。特に、周産期医療や救急医療など、不規則な業務が求められる診療科においても、ワークライフバランスを重視し、柔軟な勤務体制を採用します。また、適正な報酬と労働環境の整備を進め、長く安心して働ける職場づくりを目指します。

地域に根ざした医療の提供
当院は、足立区における急性期・高度急性期医療の中核として、地域の皆さまに信頼される医療機関を目指します。人口が増加し、医療需要が高まる中で、今後も進化し続け、皆さまの健康を支える存在であり続けます。
新病院の開設により、より安心して医療を受けられる環境を整え、地域の皆さまとともに歩んでまいります。
