介護支援専門員

入居者様やご家族様に寄り添い、困り事や不安を解決するために各現場職員とコミュニケーションを取りながら、お一人お一人に合ったケアプランを考え、提供する仕事です。出来ないことではなくできることに着目し、出来ることを増やしたり維持できるような支援を心がけ、入居者様のやる気を引き出せるように努めています。「~ができるようになって良かった」「ここに入居して良かった、ありがとう」と感謝の言葉を頂くことが多く、自分自身も嬉しく、やり甲斐を感じるところです。

求める人材

人との為に役に立つ事を仕事にしたいという思いを持っている方。入居者様やご家族様の希望を伺うところから始まるので、信頼して話をしてもらえる誠実さやコミュニケーション能力は必須です。非常に多くの書類を作成しなくてはならないことから、事務処理が得意な方は尚良いと思います。

介護支援専門員の仕事内容

施設に入居されたご本人やご家族様の相談に乗り、医療、健康、清潔、楽しみ等、身体的及び精神的に安定したご状態で暮らしていくことができるよう、医療や介護、リハビリ等の必要なケアが受けられるように手配をする仕事です。そのプロセスとして介護保険の申請のお手伝いや適切なケアに向けての調査や分析を行いケアプランの作成する。また、介護が適切に受けられているか定期的なモニタリングを行います。

ここがポイント!

介護の専門職を極められる

現場職の時に比べ、医療や介護保険の知識を身に付け、多方面からその方に対してのケアを考え提供できるようになった。

日勤のみで働ける

夜勤などのある不規則勤務でなく日勤のみの勤務ができるため、子育てとの両立しながら働きやすくなった。

生活が規則正しくなり体調良くなった

介護現場職は生活の不規則さに加えて体力、力仕事も多く腰痛に悩まされていたが、生活そのものが規則正しく、体調面も改善され、腰痛等も改善された。

仕事の流れ

日勤(8:45〜17:20)

  • 出勤
  • 朝の申し送り
  • 担当者会議等 他職種からの情報集、情報共有
  • アセスメント(課題分析)、モニタリング等、入居者様家族からの情報収集~ケアプラン作成、書類整理、 ご家族様対応、認定調査立ち合い等
    介護現場の補助(食事介助、受診付き添い、レクリエーション等)
  • 休憩(45分)
  • 医療機関の連携、介護保険関係の事務手続き等
  • 退勤(ほとんど残業はありません、自分次第)

仕事量は多いが、自分でスケジュールを立て業務調整ができるところも働きやすさの一つです。

キャリア

グループ内他施設の介護支援専門員(ケアマネジャー)が集まり定期的な研修が行われます。各施設での困難事例等の情報共有や介護保険や制度について勉強会に参加します。
介護支援専門員の5年間実務経験を積むと主任介護支援専門員の資格の取得に向けて研修を受けられます。更なるスキルアップを目指すことも可能です。

職員インタビュー

E.Sさん

入社のきっかけは?

「グランヴィ小日向」に入職して5年目、現在はケアマネージャーとして働いています。介護業界のスタートは有料老人ホームの介護職でした。入居される方々がどういった事情や経緯をたどり入居することになるのか、施設での生活、自宅での生活、サービスを含めた暮らしの違いなどを知りたいと思うようになり、施設への興味へと変化しました。しっかりと違いを学んだ上で、いつかは有料老人ホームにケアマネージャーとして戻ることも考えています。
まずは経験を積みたいという思いが強くあり、居宅サービスでの仕事をしてみたいと考えていた時にこちらで新しい施設がオープンすることを知り、入職しました。

仕事をする上で大切にしていることは?

先輩からは入居者様の選択肢を、私たちの「正しき」「良かれ」で正解を押し付けてはいけないと教わりました。人にはそれぞれの生き方があり、正解もそれぞれですから、私たちの思いだけで支援内容は決められるものではないのです。施設に入居するにあたり、ご家族様の方も辛さを感じ、葛藤されています。また、面会では楽しく過ごせても時間は有限であり、必ず別れがあります。そのため、面会に来るたびに自分を責めるご家族様がいらっしゃるのも事実です。それでも私は、一番いい時間を過ごせるような環境を整え、お気持ちを切り変えていただくお手伝いをしていきたいです。
たとえば、認知症の方のご家族様が、介護施設に入ったことで親子といった関係性を保つことが難しくなってしまったというケースもあります。しかし、施設に入ったことで互いに程よい距離を保ち、親と子に戻るきっかけになればと思っています。夫婦や、親族関係が良好な形で保たれ、お互いを大切に思える状況を作っていくことが、私の仕事であると考えています。
そして、人は「最期をどう迎えるのか」ということとても大切に思っています。お会いしてから最期まで深く関わりがない方にも、その方の生き様を見させていただいています。だからこそ私自身、その方の最期のお顔は絶対に忘れたくないと思っています。

今後の目標は?

施設での生活は単調ですので、五感を感じて「明日も生きたいと思える今日」を提供できるような支援チームを構築していきたいです。入居者様の暮らしを支えるために、今のチームで出来る最大限のケアとはなにかについてということを常に考え、チームメンバーの技術、経験、知識、知恵、心、思いを活かしながら、入居者様のケアにつなげられるようにしたいと思っています。

求職者へのメッセージ

どの職種も悩むことや、大変なことはたくさんあります。でも、ここには一緒に考え、悩み、支えてくれる仲間がいます。1人じゃありません。仲間になってくれる方、ぜひお待ちしています。