一般撮影(X線撮影、レントゲン撮影)とは、X線を利用して行う検査で、日常の検査では最も多く行われる検査です。身体を透過したX線の違いを画像として表示し、胸部(肺)や腹部の病変や骨の骨折の有無などを調べるために行います。
当院ではFPD(フラットパネルディテクタ)を使用しています。FPDは最新のX線検出器で、高精細な画像が得られ、尚且つ少ないX線量で撮影できるため、被ばく線量の低減を可能としました。また、瞬時に画像化することが可能なため、撮影時間や待ち時間短縮の一助となっています。
CT(Computed Tomography)検査とは、コンピュータ断層撮影のことであり、X線を照射し身体を透過したX線を収集しコンピュータで計算・処理することで身体の内部(断面)を画像化する検査です。
当院の装置はマルチスライスCTを使用しており、1回転で128断面(スライス)を撮影できるため短時間で高精細な画像を提供しています。頭部、胸部、腹部、四肢などの全身検査、造影剤を使用した心臓の冠動脈などの血管の撮影や脊髄造影後のCT検査を行っています。
画像処理により3D画像を作成することで診断だけでなく、治療に役立つ画像を提供しています。
MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して脳や血管、体の臓器を撮像する検査です。そのため放射線被ばくはありませんが、他検査に比べ検査時間は長く、大きい音がします。
様々な病巣を発見することができますが、特に頭部、脊椎、関節、腹部、骨盤腔(子宮、卵巣、前立腺等)に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。その他にも色々な病気の早期発見、診断にMRI検査は有効とされています。
基本的に予約検査となりますが、当日緊急検査にも対応しています。
超音波検査とは、人体が聞くことを目的としない音(超音波)を利用して行う検査です。
超音波を通すために身体に直接ゼリーを塗り、装置をあてることによりリアルタイムでの観察が可能で、簡便に受けることのできる検査の一つです。様々な部位の検査が可能ですが、主に腹部や血管などの検査を行っています。
当院装置には、肝硬変や脂肪肝の評価を可能とするSWM(Shear Wave Measurement)による肝硬度測定や超音波の減衰を測定し、肝臓の脂肪化を推定するATT(Attenuation coefficient)の機能を搭載しています。
脊髄造影検査(ミエログラフィー)とは、細い針を用いて脊髄腔内に造影剤を注入し、脊髄腔の形状や神経の圧迫などを評価するための検査です。CT検査(ミエロCT:CT Myelography)も併せて行います。
MRIよりも骨病変の描出に優れ、様々な体位での動態撮影が可能です。
脊髄造影検査に引き続き、神経根造影・神経根ブロックを行うこともあります。障害のある神経根を同定し、症状の緩和や後の治療に役立たせることが出来ます。
超音波を用いて心臓の動きや弁の形、壁の厚さをリアルタイムで観察し、心臓の機能に異常がないかを調べます。この検査では心筋梗塞や狭心症、心不全といった病気を見つけたり、心臓内に流れる血液に色を付け表示することで弁膜症などの異常を見つけたりします。当院では心臓リハビリのために検査を施行したり、整形外科の手術前にもより安全に手術に臨んでいただけるよう検査をしています。
両腕と両足首に血圧計を巻き、心電図の電極と心音マイクを装着し、両腕と両足首の血圧の差や脈波の伝わり方を調べる検査です。この検査は、腕と足の血圧の比から、特に下肢動脈の狭窄や閉塞の程度が分かります。また、心臓の拍動(脈波)が動脈を通じて手や足まで届く速度を見ることで、血管の硬さが分かります。この検査を行うことで、動脈硬化の程度や、早期血管障害を検出することができます。
人間の体は水・たんぱく質・脂肪・ミネラルから構成されています。当院では、患者様の状態に合った治療を行うために、InBodyを使用して体脂肪率・体脂肪量・部位別筋肉量・体水分量などを測定しています。
4チャンネルの電気刺激と超音波が搭載されており、2つの効果によるコンビネーション治療が可能です。電気治療器では、4極干渉電流刺激療法、2極干渉電流刺激療法、EMS(筋電気刺激療法)、ロシアン筋刺激、Hi-Voltage(高電圧電気刺激療法)、TENS(経皮的電気刺激療法)、マイクロカレント療法、直流電気刺激療法が可能です。
バッテリー駆動で持ち運べる、2CH独立Hi-Voltage電気刺激治療器です。Hi-Voltageは、瞬間的に高電圧の電流を流すことで、皮膚抵抗 を最小限に抑え、刺激感の少ない深部到達を可能にした電気治療器です。当院では、鎮痛、萎縮改善、筋力トレーニングに使用しています。
上下肢などにトータル的にアプローチできるNMESモードと、舌骨上筋群など小さい筋への電気刺激を目的としたESP-1モード、ESP-2モードの3つの治療モードを搭載しています。当院では、主に嚥下機能を改善させることを目的に使用しています。
スーパーカイネSK-10Wは、4つのチャンネルを搭載し、4人同時の治療が可能な干渉電流型低周波治療器です。
立体的に複雑な電流のうねりを発生させ、広範囲に深部を刺激する「立体動態波」、筋肉に立体的な刺激を与える「3D EMS」、マイクロカレント治療が立体的に行える「3D MENS」の3つの3D治療モードを搭載しています。3つのモードを組み合わせることで、さまざまな症状に対応する複合的なアプローチを可能にします。立体動態派は、疼痛緩和に有効です。当院では、腰痛、圧迫骨折後の疼痛に使用しています。
レッドコードとは、天井から下げられた赤いロープを使って行う運動療法、またはその器具を指します。 当院では、主に運動器系疾患(腰痛、頚部痛、骨折後のリハビリ治療等)、中枢系疾患(片麻痺等)に入院患者様に対する運動療法に用いています。