循環器内科について

なかでも心臓リハビリテーション部門は充実したスタッフと設備を整えておりまして、外来リハビリテーションはもちろん、入院での回復期心臓リハビリテーションにも対応でき、特に力を入れて日々診療に取り組んでおります。

循環器内科の特長

得意分野は心臓リハビリテーションで、足立区では4施設しかない心臓リハビリテーションの施行できる病院となっております。
運動耐容能（その人がどれくらいまでの運動に耐えられるかの指標）や心臓の異常がないかを検査する心肺運動負荷試験装置を導入しておりますので（足立区では3施設のみ）、心肺運動負荷試験の結果に基づき、患者様に合った運動処方を安全かつ効果的に提供させて頂いております。
また、これらの治療を入院から外来まで、重症から軽症の方まで変化する患者様の状態に応じて、一貫して総合的な心臓リハビリテーションを施行できるのが当院の特徴となっております。

対象疾患

下記の疾患の方が主な心臓リハビリテーションの対象となります。

• 慢性心不全
• 虚血性心疾患（心筋梗塞や狭心症等）特にカテーテル治療や冠動脈バイパス術を受けられた方
• 心臓弁膜症等で心臓の手術を受けられた方

それ以外の心疾患のある方も対象となりますのでお気軽にご相談下さい。

主な治療方法

心臓リハビリテーションの専門の資格を有したスタッフが、各種モニター下で厳重に管理をおこなう環境のもと、医師から処方された運動処方に基づいて、安全かつ効果的な運動療法をおこなうと共に、必要に応じて管理栄養士による栄養指導など食生活や生活習慣の見直しもおこない、総合的に体力の向上、健康の維持増進をはかっていくことによって、目標である心疾患の再発予防およびADL（日常生活動作）の維持改善を目指していきます。
また当院は救急指定病院ですので、心臓リハビリテーション中に状態が変化することがあっても医師が速やかに対応致しますので、一般のリハビリ施設では心配な心臓に病気がある方でも安心してリハビリテーションを受けて頂けます。

検査・診断方法

• 心電図検査
• 心エコー検査
• 心臓CT・MRI
• 心肺運動負荷試験検査

治療後のフォローについて

〈入院〉回復期心臓リハビリテーション

心疾患の急性期の入院治療が終了しても体力の低下等にて、早期に日常生活に復帰することが困難になる患者様は少なくありません。当院では、そのような患者様に転院等にて回復期リハビリテーション病棟に御入院を頂いた上で、心疾患再発予防のための専門的な心臓リハビリテーションを施行すると共に、日々のリハビリテーションにて日常生活動作の獲得や体力の向上をはかっていき、早期在宅復帰への橋渡しをおこなっていきます。

外来心臓リハビリテーション

外来心臓リハビリテーションは再発予防・体力の維持向上を目的におこないます。
「心臓の症状はない。」とおっしゃる患者様は多くいらっしゃいますが、心疾患は体力が低下していくのが特徴で、また症状も突然出現することがほとんどで、症状が出現した時には既に病状が進行していることが多いのも特徴の一つです。
このため、心臓の症状がなくても適切な運動処方のもと外来心臓リハビリテーションを継続していくことが心疾患の再発予防や体力の維持向上のために非常に重要となります。

入院の方は、日曜・祝日も実施致しております。

日曜・祝日はお休みです。

栄養指導

塩分・水分の過剰摂取や低栄養は心疾患を増悪させます。
当院では患者様に合わせて専門的な視点から管理栄養士が、心疾患の再発予防と健康の維持増進に向けまして栄養指導を実施させて頂いております。