急性期病棟と回復期病棟、外来があるケアミックス型病院の特徴を活かし、迅速かつ充実したリハビリテーションを提供しています。回復期病棟では身体機能や精神機能の改善だけでなく、日常生活や社会活動の再獲得ができるように集中的なリハビリテーションを提供しています。
在宅復帰率 | リハビリ提供単位(分) | 実績指数※ | |
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令和5年度 | 85.3% | 8.4単位(168分) | 78.7 |
令和4年度 | 87.9% | 8.2単位(164分) | 80.1 |
厚労省は令和2年4月より、この実績指数が40以上あると、質の高いリハビリテーションを提供する病院として認めることになりました。
この数値が高い病院ほど、より短期間でより効果の高いリハビリテーションを提供する病院と評価されています。
「無負荷」から「高負荷」まで最適負荷の設定が可能です。また、スリングによる自重免荷作用により、簡単に筋緊張を緩めることで、リラクゼーション効果を得られることができます。
長期臥床や加齢、術後安静に伴い、心肺機能が低下致します。負荷量を細かく設定できるため、患者様の機能に応じて負荷量を調整し、心肺機能を改善することができます。
疼痛の軽減や筋力トレーニングを目的に使用される電気治療機器です。疼痛が強い圧迫骨折後患者の疼痛を軽減させることができます。
筋肉、筋膜、靭帯、神経などの軟部組織の伸張性・滑走性の低下に対する評価・治療のツールとして使用します。筋の収縮もリアルタイムに描写できるので、患者様に実際に筋の収縮を見て頂きながらトレーニングを実施しています。
患者様への状態に合わせた適切な装具を提供します。装具は低下した機能を装具にて補助しながら運動療法を行うことで、効率的な機能改善が見込めます。
患者さんの症状に合わせた様々な検査バッテリーを用意しております。検査結果に応じて、患者様に合わせたリハビリテーションや環境調整などを実施致します。
脳血管疾患や廃用症候群などにより食べること・飲み込むことが難しくなることがあります。摂食嚥下練習では、このような方々を対象として安全に食事が行えるよう支援します。
食べること・飲み込むことに問題のある方に対し、バリウムなどの造影剤を含んだ食事を用いて、X線透視下で詳細に評価するものです。結果を基に、より効果的なリハビリテーションに役立てることができます。
患者様の目的や身体機能に合ったものを専門のシーティングスタッフが評価・設定を行い、提供致します。ご自身に合った車いすに乗ることで、日中の活動時間の拡大や快適な生活が行えるようになります。
「食」は生活の中で重要な活動です。管理栄養士、言語聴覚士、作業療法士が実際の食事場面を専門的な観点で評価し、食形態や食事の環境面を最適化出来るようにしています。
ご自宅で必要となる動作(調理、掃除、洗濯など)が再獲得できるように、その患者様に必要な動作を練習します。
退院後に自信をもって屋外活動が行えるように、スタッフと一緒に屋外活動練習を実施しています。安心安全に屋外活動が出来るように動作指導や歩行補助具の提案、生活の工夫なども行っております。
趣味活動の再獲得や園芸活動を介して離床時間の拡大や心身機能の改善、活動に対する意欲の向上を目的として実施しております。また、活動内容を掲示板に掲示したり、ファイルで保管して閲覧できるようにしたりしています。それを見ながら患者さんとスタッフが楽しく話すきっかけ作りにもなっています。
主体的なリハビリテーションへの参加や社会的交流の場の提供として、様々なレクリエーションを実施しております。レクリエーションをすることで身体機能や認知機能の維持・改善が期待できます。
退院後、安心・安全に過ごせるよう家屋評価専門のリハビリスタッフが、家屋状況を確認し、最適な家屋環境のあり方をご提案します。