脊椎リハビリテーション

当院は苑田会脊椎脊髄病センターを併設しており、年間400件程度の脊椎手術を行っています。脊椎疾患に精通したスタッフが充実したリハビリテーションを提供します。

リハビリテーションの方針と内容

術後翌日からの入院リハビリテーションや退院時指導に加えて、その後の外来リハビリテーションやリハビリテーション定期評価など、退院後の長期的なフォローアップも行っています。

術後早期からのリハビリテーション

脊椎リハビリテーション

手術の翌日からリハビリテーションが開始されます。手術による傷の状況や全身状態など安全管理に十分配慮して行われます。

装具の処方

脊椎リハビリテーション

医師の指示の下、義肢装具士と協力しコルセット等の装具の処方を行います。リハビリテーション中もコルセットを着用します。

入院リハビリテーション

入院リハビリテーション
入院リハビリテーション

手術部への負担を考慮しながら、日常生活動作の獲得や再発予防などを目的に、入院リハビリテーションを行います。

退院時指導

入院リハビリテーション

退院後も患者様が安心・安全な生活を送れるよう、日常生活での注意点や運動を丁寧に説明します。

外来リハビリテーション

外来リハビリテーション

退院後も継続してリハビリテーションを行えるように、外来でのリハビリテーションも行っています。手術により痛みやしびれが改善しても、筋力や体力は低下している患者様がほとんどです。外来リハビリテーションでは、低下した筋力や柔軟性を改善させ、再発の予防や活動量を増やすことを目的として実施しています。

定期的なフォローアップ

退院後のフォロー

退院後も患者様の状態をフォローアップするため、定期診察時に身体機能をチェックしています。ご自身の身体機能レベルを把握することで、運動の必要性や日常生活における注意点を患者様に伝えています。また日常生活の悩み相談なども実施し、長期的にフォローアップをしています。

病棟との連携

病棟との連携

医師や看護師との連携を密に行っています。患者様の状態について各部署と頻回に相談することで、円滑なリハビリテーションの提供を可能にしています。

対象とする主な疾患

  • 腰椎疾患(腰部脊柱管狭窄症、腰椎変変性すべり症、腰椎椎間板ヘルニア等)
  • 頸椎疾患(頚髄症、頸椎症性神経根症、頸椎椎間板ヘルニア等)
  • 脊椎圧迫骨折
  • 変性後弯症・側弯症
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