禁煙外来とは?
医師のサポートで禁煙を始めましょう。
「禁煙しよう」と決めたら、当院の禁煙外来を受診することをお勧めします。タバコに対する「心理的依存(習慣)」、イライラなどの離脱症状(禁断症状)を起こす「ニコチン依存」は、医師やお薬の力を借りなければ、なかなか克服できるものではありません。
禁煙外来では、医師が身体・精神的にサポートし、禁煙できるように導いていきます。
禁煙外来での治療の流れ
- 初回
- 初診時の問診では、治療法の説明、ニコチン依存度、喫煙の状況、禁煙の関心度などがチェックします。呼気中(吐き出す息)の一酸化炭素濃度の測定、禁煙開始日の決定「禁煙誓約書」の記入、次回診察日の予約を行い、治療のための禁煙補助薬の処方を受けます。
- 2回目
- 初回から2週目に再診し、喫煙状況の問診を受けます。呼気中の一酸化炭素の測定を行い、禁煙補助薬の追加処方を受けます。
- 3回目、4回目
- 4週目、8週目の再診でも、呼気中の一酸化炭素の測定とともに、出現した離脱症状の確認や対処法などのカウンセリングや治療を受けます。
- 5回目
- 12週目の再診が最終回、治療終了です。禁煙に成功していれば、そのまま禁煙を継続するためのコツを理解します。
保険で認められている通院回数は、初診を含めて計5回、期間は約3か月です。
保険適用となる対象者
いくつかの質問をし、その解答結果に加え、医師が必要と認めた場合、一定期間の禁煙治療の受診に保険が使えます(外来診療のみ)。
費用の目安
3割負担の健康保険の場合で、5回の外来治療で約1万2千円から2万円前後が平均的な料金のようです。
保険適応とならず自由診療だと全額自己負担となりますので、約40,000円台から60,000円掛かることが多いようです。
禁煙外来での禁煙成功率について
禁煙外来での禁煙成功率は自力で禁煙を行うものよりも高くなっています。治療を最終まで行った場合の禁煙成功率は約60%と言われています。成功率が大変高く、今まで禁煙に失敗してきた人でも禁煙に成功しやすくなっているようです。
今までなかなか禁煙できなかった人は 是非、禁煙外来に受診してみてはどうでしょうか。外来での禁煙は自力で行う禁煙よりもはるかに簡単で、精神的苦痛も最小限に抑える事が出来ると思います。
たばこの主な成分
たばこの主な成分として挙げられるのがタール、ニコチン、一酸化炭素です。
- タール
タールとは、簡単に言うとヤニです。部屋や洋服に付着すると黄色くなるのがタールなのです。
また、肺を黒ずませてしまう成分でもあり、様々な有害物質が含まれています。
- ニコチン
ニコチンは、たばこの依存症を強める成分が 入っています。
ニコチンが体内で欠乏してしまうと、イライラしたり集中できなくなったりします。その他にも血管を収縮させる効果があるため体に負担をかけてしまう事にもなるものでもあります。
- 一酸化炭素
一酸化炭素には体力やスタミナを奪う事でも 有名な成分でもあります。
血液中のヘモグロビンと結合する事で、肺に 酸素を運搬する邪魔をしてしまいます。そうすることで体が一時的に酸欠状態に陥ります。
一酸化炭素は体にとても有害で呼吸器系の病気を誘発させてしまう事があります。このようにたばこの成分は体に悪影響を与えてしまう成分が多く含まれています。
禁煙外来は予約制です
診察・受付日時
診察時間 |
毎週火曜日 14:00~16:00 |
受付時間 |
毎週火曜日 13:30~16:00 |
禁煙外来は予約制での受付になります。受診希望の方はお電話にてお問合せ下さい。
まずはお電話を!
03-3883-4857
足立十全病院 禁煙外来担当者まで
月~金 10:00~17:00(祝日・年末年始除く)