医療において画像診断の役割が非常に大きくなっている昨今、診断や治療に役立てるよう放射線を扱うのが診療放射線技師の業務です。
患者様への負担をできるだけ軽減し短時間で安心・安全な検査を行い、有益な画像を各診療科医師に提供できるよう日々心掛けて業務にあたっています。病院理念「地域の方々に、かかりつけ医として愛される病院を目指します」をモットーに、礼儀や親切心を感じられる接遇を提供し選ばれる病院となるよう関係を築いていきます。検査に関すること、その他どんな些細なことでも結構です。放射線科スタッフに質問・ご相談下さい。
一般撮影は目的とする部位にX線を照射して撮影を行う検査であり「レントゲン撮影」や「X線撮影」と呼ばれています。X線は体の中を通過する際に骨や筋肉などの組織に吸収されます。体を透過したX線量の差を画像化したものがレントゲン写真です。
従来、一般撮影ではX線フィルムが使用されていましたがデジタル化が進んだ現在、フィルムと比べ体型の違いによる画像への影響を最小限にでき、且つ被曝量が低減され更に鮮明で診療に活かせる画像が得られるようになりました。撮影および画像の確認にかかる時間も短縮され、効率的な検査が可能となりました。
胸部レントゲン
病棟での撮影や手術室での撮影に使用します。
X線を連続照射しモニターで体内の様子をリアルタイムで観察しながら検査または治療を行います。
バリウムを使用した検査をはじめ、食道や小腸・大腸といった消化管の検査、内視鏡を併用した検査など用途は多岐にわたります。検査のために口や肛門から管を挿入する方法、治療のために肝臓や胆のうに針を刺すなど、体内に入れる医療器具や造影剤がどの位置でどのように動いているかを確認するために撮影します。また、リハビリテーション科による嚥下造影にも使用されています。嚥下障害のある患者様に対して行う検査となり、透視を用いて咀嚼・嚥下器官の働きや飲食物の通過など誤嚥の有無を確認します。
PTGBD
PTCD
ERCP
イレウス管
PEG増設
X線を使って体内の情報を連続的に収集し、コンピューターで断面像として表示します。頭部・胸部・腹部などの内部を診ることができます。CT検査には造影剤を使用しない単純検査と造影剤を使用する造影検査があります。
造影検査とは、造影剤(ヨードを含む薬)を血管内に注入しながら行う検査です。
造影剤を使用することにより、病変の存在や性状などがより詳しく描出され、病気の早期発見や診断、治療方針の決定など大いに役立ちます。
80列/160スライスCT 「キヤノン製 Aquilion Lightning /Helios i Edition」
従来のCT装置と異なり撮影しながら最大50%のノイズ処理を行うことで被爆低減を実現可能としています。また、多列化した検出器による短時間での検査が可能となり、検査時の息止め時間も短縮でき被爆線量は最大75%の低減を実現しております。それにより、患者様がより安心して検査を受けて頂ける環境の提供が可能となりました。また、体内金属による画像への影響を効果的に除去できる機能を搭載した最新型モデルになります。上記により、診察に有効な解像度の高い画像を素早く提供出来る様になりました。
従来CT画像
当院CT画像
体内金属の影響を抑えて画像を作成する技術を搭載しています。
従来CT画像
当院CT画像
粒状性とノイズ低減効果で更に画質が向上しました。
以下に該当する方は事前に医師または放射線科スタッフにお申し出下さい。
造影検査時、腹部が含まれる単純検査時は検査前の絶食(4時間)をお願いします。水分摂取は問題ありませんが、ジュースや乳製品は避けて頂きお水やお茶でお願いします。
以下に該当する方は事前に医師または放射線科スタッフにお申し出下さい。
地域医療に貢献すべく地域のクリニック、または病院や施設の先生方からの検査依頼に対応できる体制を整えています。当院のCT装置を有効活用頂くことで、日々の診療にお役立てできればと考えています。画像読影・診断につきましてはiMedical(遠隔画像診断サービス)を導入しているため、放射線科専門医による診断結果を得ることができます。詳しくは「こちら」
画像検査依頼の流れについて「こちら」
詳しくは「こちら」