整形外科
診察のご案内
| 診察日 | 月・木曜日 午前のみ |
|---|---|
| 受付時間 | 7:00~12:00 |
| 診療時間 | 9:00~12:00 |
月・木午前中以外につきましては、苑田第二病院にて外来診療を行っております
診療科概要
人体の運動器の病気や外傷(ケガ)を取り扱います。整形外科では、骨・関節・筋肉・靭帯・腱・神経など、身体を支え動かす「運動器」の病気や外傷(ケガ)の診療を行っています。骨折や捻挫などの外傷をはじめ、加齢に伴う変形性関節症や脊椎疾患、骨粗しょう症、スポーツ障害など、幅広い疾患に対応しています。
患者さまが安心して治療を受けられるよう、一人ひとりの症状や生活環境に合わせた診療を心がけています。
当院では、できる限り患者さまご自身の運動機能を回復し、日常生活への早期復帰を目指します。手術治療、術後のリハビリテーションまで、多職種と連携しながら一貫した医療を提供しています。
主な対象疾患
大腿骨頸部骨折
大腿骨頸部骨折は、太ももの付け根にある大腿骨のうち、股関節のすぐ下に位置する「大腿骨頸部」に起こる骨折です。骨粗しょう症のある高齢者に多く、転倒やつまずきなどの比較的軽い衝撃でも発症することがあります。
主な症状
股関節周辺の強い痛みや腫れ、立ち上がれない、歩けない、足に体重をかけられないなどです。骨折のずれが少ない場合には、痛みが比較的軽く、歩けることもあるため注意が必要です。
診断
レントゲン検査やCT検査などを行い、骨折の位置やずれの程度、患者さまの年齢、全身状態、生活状況を総合的に確認します。
治療
骨折の状態に応じて、スクリューなどで骨を固定する骨接合術や、損傷した大腿骨頭を人工物に置き換える人工骨頭置換術などを選択します。手術後は早期にリハビリテーションを開始し、立位や歩行能力の回復、日常生活への早期復帰を目指します。
大腿骨転子部骨折
大腿骨転子部骨折は、大腿骨頸部より少し下にある「転子部」に起こる骨折です。大腿骨頸部骨折と同様に、骨粗しょう症のある高齢者が転倒した際に多くみられます。
股関節周辺には強い痛みや腫れ、内出血が現れ、足を動かしたり立ち上がったりすることが難しくなります。骨折部周辺には血流が比較的多いため、出血量が増え、貧血を伴うこともあります。
レントゲン検査やCT検査によって、骨折の形や骨のずれ、安定性を詳しく確認し、患者さまの全身状態を踏まえて治療方針を決定します。
治療
髄内釘やプレート、スクリューなどを使用して骨折部を固定する骨接合術を行うことが一般的です。手術後は、寝たきりによる筋力低下や肺炎、血栓症などの合併症を予防するため、できる限り早期から離床とリハビリテーションを進めます。
当院では、整形外科医、看護師、リハビリテーションスタッフなどが連携し、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療を行い、再び安心して生活できるよう支援します。
上肢骨折
上肢骨折は、肩から手指までの骨に起こる骨折です。転倒して手をついたときや、スポーツ中の接触、交通事故などによって生じます。特に高齢者では、骨粗しょう症を背景に、軽い転倒でも上腕骨近位端骨折や橈骨遠位端骨折を起こすことがあります。
主な症状
痛み、腫れ、内出血、変形、腕や手を動かしにくいなどです。骨折の部位やずれの程度を確認するため、レントゲン検査やCT検査を行い、必要に応じて神経や血管の損傷についても詳しく評価します。
治療
骨折の状態に応じて、ギプスや装具による固定を行う保存療法と、プレートやスクリュー、髄内釘などを用いて骨を固定する手術療法から選択します。治療後は、関節のこわばりや筋力低下を防ぐため、適切な時期からリハビリテーションを開始し、手や腕の機能回復と日常生活への早期復帰を目指します。
下肢骨折
下肢骨折は、太ももから足先までの骨に起こる骨折です。転倒や交通事故、スポーツ中の外傷、高所からの転落などによって発症します。高齢者では骨粗しょう症の影響により、大腿骨や足関節周辺の骨折が起こりやすくなります。
主な症状
強い痛み、腫れ、内出血、変形、足を動かせない、体重をかけられない、歩けないなどです。レントゲン検査やCT検査を行い、骨折の位置や形、骨のずれ、関節への影響を詳しく確認します。
治療
骨折の安定性や患者さまの年齢、全身状態、活動性などを考慮し、ギプスや装具による固定、またはプレート、スクリュー、髄内釘などを使用した手術を行います。治療後は、寝たきりによる筋力低下や関節拘縮を防ぐため、できる限り早期から離床とリハビリテーションを進め、歩行能力の回復と日常生活への復帰を支援します。
橈骨遠位端骨折
手をついた際に起こりやすい骨折です。
上腕骨近位端骨折
転倒などで肩の近くの骨が折れる骨折です。
鎖骨骨折
転倒やスポーツ中の衝突などで起こることが多い骨折です。
足関節骨折
足首の骨折で、腫れや強い痛みを伴います。
脱臼・関節脱臼
関節が外れることで、強い痛みや変形、可動域の制限が生じます。
捻挫・打撲・靭帯損傷
関節をひねったり、ぶつけたりして、靭帯や軟部組織を損傷した状態です。
四肢外傷・交通外傷
交通事故などによる強い衝撃で、骨折や靭帯損傷などが起こります。
転倒による高齢者外傷
転倒による骨折や打撲などを起こしやすくなります。
スポーツ外傷
スポーツ中の転倒や衝突などによって、骨や靭帯を損傷します。
骨粗しょう症に伴う脆弱性骨折
骨がもろくなり、軽い転倒でも骨折しやすくなります。
偽関節・骨折後変形
骨がくっつかない、または変形したまま治癒した状態です。
その他、整形外科外傷全般
上肢・下肢を含む、さまざまな外傷や骨折に対応しています。
主な治療方法
1.できるだけ運動機能を元通りにする(運動機能回復)
整形外科治療は、単に病気やケガを治すだけでなく、運動機能を回復させることを目的とします。不幸にして、運動機能の回復が十分に得られなかったとしても、残った機能を最大限に活用して、機能を回復させることも、整形外科の大きな役割です。この際リハビリテーションとの協力が必須になると考えております。
2.整形外科の治療方法(保存的治療と手術的治療)
整形外科の治療は手術による場合だけでなく、手術をしない保存的な治療も多く行なわれます。整形外科の手術には、さまざまな種類がありますが、当院では主に骨の手術(骨接合術など)を行っております。
- 骨折や捻挫をした
- 手足や関節が痛い
- 腰や首の痛みが続く
- 肩が上がらない
- 手足のしびれがある
- 膝や股関節が痛く歩きにくい
- スポーツ中にケガをした
- 転倒後に痛みや腫れがある
- 骨粗しょう症が心配
- 健診で骨密度の低下を指摘された
主な診断・検査について
CT・MRIの詳しい内容は放射線科の項目をご確認ください
DEXA(骨密度測定)
2種類のエネルギーのX線を測定部位に当てることにより、骨成分をほかの組織と区別して測定する方法です。測定する骨は、腰椎、大腿骨頸部などです。測定時間が短く、放射線の被ばく量も少ないという利点があり、骨量測定の標準方法として重視されています。
2025年 手術実績
| 整形外科 手術実績 | 合計件数 |
|---|---|
| 骨折観血的手術(大腿) | 86 |
| 人工骨頭挿入術(股) | 66 |
| 骨折観血的手術(前腕) | 54 |
| 骨折観血的手術(下腿) | 53 |
| 骨内異物(挿入物)除去術(下腿) | 33 |
| 骨折観血的手術(上腕) | 27 |
| 骨折観血的手術(鎖骨) | 27 |
| 人工関節置換術(股) | 26 |
| 超音波骨折治療法(一連につき) | 25 |
| 第一足指外反症矯正手術 | 19 |
| 骨内異物(挿入物)除去術(足) | 17 |
| 靱帯断裂形成手術(その他の靱帯) | 14 |
| 骨内異物(挿入物)除去術(前腕) | 12 |
| 骨折観血的手術(膝蓋骨) | 12 |
| 経皮的椎体形成術 | 12 |
| 骨折観血的手術(足) | 11 |
| 人工関節置換術(膝) | 11 |
| 骨折経皮的鋼線刺入固定術(指(手、足)) | 10 |
| 一時的創外固定骨折治療術 | 10 |
| 関節脱臼観血的整復術(指・足) | 9 |
| 骨内異物(挿入物)除去術(鎖骨) | 9 |
| アキレス腱断裂手術 | 8 |
| 骨切り術(足) | 8 |
| 骨切り術(指(手、足)) | 7 |
| 関節内骨折観血的手術(足) | 7 |
| 関節鏡下関節滑膜切除術(足) | 7 |
| 骨内異物(挿入物)除去術(膝蓋骨) | 6 |
| 観血的関節固定術(指・足) | 6 |
| 靱帯断裂縫合術(その他の靱帯) | 5 |
| 骨移植術(自家骨移植) | 4 |
| 関節内骨折観血的手術(膝) | 4 |
| 骨移植術(自家骨又は非生体同種骨移植と人工骨移植の併施、その他) | 4 |
| 腐骨摘出術(下腿) | 3 |
| 腱鞘切開術(指) | 3 |
| 骨部分切除術(指(手、足)) | 3 |
| 腱移植術(その他) | 3 |
| 腱延長術 | 3 |
| 変形治癒骨折矯正手術(前腕) | 2 |
| 神経腫切除術(その他)(1個) | 2 |
| 骨折経皮的鋼線刺入固定術(手) | 2 |
| 関節内異物(挿入物を含む)除去術(膝) | 2 |
| 観血的関節固定術(足) | 2 |
| 骨折観血的手術(指(手、足)) | 1 |
| 変形治癒骨折矯正手術(下腿) | 1 |
| 化膿性又は結核性関節炎掻爬術(膝) | 1 |
| 関節形成手術(足) | 1 |
| 関節脱臼観血的整復術(肩) | 1 |
| 関節脱臼観血的整復術(足) | 1 |
| 骨折観血的手術(手舟状骨) | 1 |
| 直達牽引 | 1 |
| 手根管開放手術 | 1 |
| 足三関節固定(ランブリスディ)手術 | 1 |
| 手掌異物摘出術 | 1 |
| 腐骨摘出術(足、その他) | 1 |
| 骨内異物(挿入物)除去術(大腿) | 1 |
| 骨内異物(挿入物)除去術(手) | 1 |
| 骨切り術(下腿) | 1 |
| 骨内異物(挿入物)除去術(指(手、足)) | 1 |
| 骨折経皮的鋼線刺入固定術(前腕) | 1 |
| 骨折経皮的鋼線刺入固定術(下腿) | 1 |
| 筋膜切開術 | 1 |
| ガングリオン摘出術(指・手) | 1 |
| 腱縫合術 | 1 |
| 関節鏡下関節滑膜切除術(膝) | 1 |
| 観血的整復固定術(インプラント周囲骨折に対するもの)(大腿) | 1 |
| 観血的整復固定術(インプラント周囲骨折に対するもの)(上腕) | 1 |
| 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定)(4椎間) | 1 |
| 合計 | 659 |
※2025年1月~12月実績
休診代診
現在、予定されている休診はありません。
外来体制表
整形外科
外来担当医師
長田 義憲 (YOSHINORI NAGATA)
整形外科
| 専門・得意分野 | 整形外科一般 |
|---|---|
| 略歴 | 杏林大学医学部 卒業 |
| 資格・所属学会 | 日本整形外科学会 専門医 日本手外科学会 日本整形外傷学会 |