「多職種連携を強化し、普遍的な(ガイドラインに準じた)リハビリテーションの提供を行う」をビジョンに掲げ、病棟配置による多職種連携の強化と早期リハビリテーションの提供を心掛けています。配置病棟はローテーション制で、様々な疾患を経験できます。教育は、教育係と研修責任者によるチーム支援型を採用し、多様な視点から指導・助言ができるような体制を整えています。
医師・看護師と連携し、モニター管理や人工呼吸器管理、点滴治療中の状態からリハビリテーションを始めます。これにより発症直後や術後早期からリハビリテーションが可能となり、筋力低下など廃用症候群の予防や生活・活動範囲の拡大を助けます。
脳卒中治療ガイドライン2021では、歩行機能を改善させるために頻回な歩行練習を行うことが勧められ(推奨A)、膝伸展筋力もしくは股関節周囲筋筋力が十分でない患者に対して歩行機能を改善するために、長下肢装具を使用することが妥当とされています(推奨B)。当院でもエビデンスに基づく治療として急性期より装具療法を取り入れ身体機能回復を目指しています。
入院中の患者様や近隣病院退院後に社会復帰されている方を対象に、運動耐容能向上、再発・再入院予防を目的とした、心臓リハビリテーションを積極的に行っております。
医師や看護師、薬剤師、検査技師、栄養士、相談員と週に一度カンファレンスを実施しています。退院後の生活に不安がある方には、担当スタッフが患者様のご家族から頂いた家屋情報をもとに、手すり・スロープ設置、福祉用具の選定など提案を行っています。
リハビリスタッフは病棟配置制をとっています。これにより、医師や看護師など他部署スタッフと密な連携をとり、円滑なリハビリテーションの提供を可能とします。
入院後1日以内に嚥下機能を評価し、栄養方法を検討することで、栄養状態を確保し全身状態の安定へとつなげていきます。
感染症対策の観点からiPadを使用した遠隔による嚥下評価も実施しております。
不定期に勉強会を開催しています。
2022年度のリハビリ件数 | 年間述べ件数:4,176件(月平均:348件) |
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毎年3,000件以上のリハビリ件数があります
脳神経外科 | 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、硬膜下血腫、脳腫瘍、髄膜炎、めまい 等 |
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内科 | 肺炎、COPD、尿路感染症、敗血症 等 |
整形外科 | 大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折、橈骨遠位端骨折、腰椎圧迫骨折、膝蓋骨骨折、外反母趾 等 |
外科 | 胃癌、大腸癌、乳癌、腸閉塞、胆嚢炎 等 |
心臓血管外科・循環器内科 | 心不全、心筋梗塞、狭心症、冠動脈バイパス術後弁置換術後 等 |
運動器 | 2名 |
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呼吸 | 1名 |
脳卒中 | 4名 |
循環 | 2名 |
スポーツ理学療法士 | 1名 |
疼痛管理 | 1名 |
失語・高次脳機能障害 | 1名 |
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成人発声発語領域 | 1名 |
3学会合同呼吸療法認定士 | 11名 |
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栄養サポートチーム(NST)専門療法士 | 1名 |
医療安全管理者 | 1名 |
がんのリハビリテーション研修終了者 | 5名 |
BLSプロバイダー | 2名 |
福祉住環境コーディネーター | 7名 |
離床プレアドバイザー | 3名 |
キネシオテーピングプラクティショナー | 1名 |
心電図検定3級 | 1名 |
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第一種衛生管理者 | 2名 |
リハビリテーション学修士 | 1名 |
医科学修士 | 1名 |
心不全療養士 | 3名 |
心臓リハビリテーション指導士 | 1名 |
協会指定管理者(上級) | 5名 |
日本心臓リハビリテーション学会会員 | 3名 |
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日本循環器学会 | 3名 |
日本離床学会 | 5名 |
日本ボバース研究会 | 1名 |
日本ディサースリア臨床研究会 | 1名 |
日本呼吸ケアリハビリテーション学会 | 1名 |
日本高次脳機能障害学会 | 1名 |
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日本全体構造臨床言語学会 | 1名 |
日本音声言語医学会 | 1名 |
日本臨床栄養代謝学会 | 1名 |
第64回日本音声言語医学会総会・学術講演会 | 侵襲的人工呼吸器離脱困難例に対するシリンジ50mlを利用した気管カニューレ・サイドライン送気法 |
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第3回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会 | 完全側臥位による嚥下法により一部経口摂取を再獲得できた 膠芽腫開頭腫瘍摘出術後の一症例 |
第1回チーム医療推進会議 | 脳神経外科リハビリテーションカンファレンスにおける連携強化の取り組みと今後の展望・課題~患者様一人一人に合わせたADL向上を目指して~ |
第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 | 大腿骨頚部骨折術後に破局的思考を認め集団コミュニケーションによりFIMが改善した一症例 The effect of group recreation in post-operative femoral neck fracture patient with catastrophic thinking.-A case report- |
第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 | リハビリテーション栄養を中心とした急性期チーム医療を実践した在宅からの高度栄養障害患者の一例 A case of severe malnutrition patient in community-dwelling followed by team management including rehabilitation. |
第16回東京都作業療法学会 | 「使えない手」という認識からADL改善に伴い自己効力感が向上した症例〜「使えない手」から「使える手」になるまで〜 |
第21回日本言語聴覚学会 | 左半側空間無視に対してビデオフィードバック法を行い病識の獲得及び症状の改善に繋がった一症例 |
日本心臓リハビリテーション学会第5回関東甲信越支部地方会 | 心臓リハビリテーションカンファレンス実施の効果 |
第39回東京都理学療法学術大会 | 入院期心不全患者における退院時歩行自立に影響する因子の検討 |
第39回東京都理学療法学術大会 | 入院期心不全患者における転帰に影響する因子の検討 |
第39回東京都理学療法学術大会 | 大腿骨頚部骨折患者における急性期病院退院時の歩行自立可否に影響する要因の調査 |
第39回東京都理学療法学術大会 | 大腿骨頸部骨折術後患者に神経筋電気刺激療法を併用した起立着座練習を行い歩行・FIMが改善した症例 |
第39回東京都理学療法学術大会 | 脳血管障害後に大腿骨頚部骨折を受傷し痙縮により立位練習に難渋したが神経筋電気刺激法により改善を認めた一症例 |
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会 | 急性期脳血管疾患の在院日数に影響を与える因子:分位点回帰モデルによる分析 |
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会 | 脳底動脈先端症候群により皮質盲を呈した1症例に対する摂食嚥下リハビリテーションの工夫 |
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会 | ST上昇型心筋梗塞後の入院期間が遷延した症例 |
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会 | 憩室出血による廃用症候群を呈しバランス機能及び注意機能低下を問題点とした症例に対する二重ステップ運動の効果 |
第22回日本言語聴覚学会in愛知 | 脳底動脈先端症候群により皮質盲を呈した1症例に対する摂食嚥下リハビリテーションの工夫 |
第22回日本言語聴覚学会in愛知 | 咽頭・喉頭感覚障害に対してTRP受容体刺激を行ったわ連ベルぐ症候群の1症例 |
第22回日本言語聴覚学会in愛知 | 左半側空間無視に対してビデオフィードバック法を行い病識の獲得及び症状の改善に繋がった一症例 |
第40回関東甲信越ブロック理学療法士学会 | 歩行時の左右動揺に対して膝立ち位の運動療法が有効であっ た大腸がん多発脊椎転移の一例 |
第27回日本心臓リハビリテーション学会 | 大動脈弁置換術後に無気肺を合併し、早期離床によりADL が改善した一症例 |
第5回日本循環器理学療法学会学術大会 | 心臓外科手術後患者における退院時歩行自立に影響を与える予測因子の検討 |
第40回東京都理学療法学術大会 | 僧帽弁閉鎖不全症術後の歩行自立までに日数を要した一症例 |
第40回東京都理学療法学術大会 | 冠動脈残存狭窄を有する大動脈弁置換術後患者に対し、有酸素運動により運動耐容能が改善した一症例 |
第6回日本栄養・嚥下理学療法研究会学術大会 | 新型コロナウィルス感染症疑い病床におけるタブレット端末を用いた嚥下機能評価の有用性 |
第28回日本心臓リハビリテーション学会学術集会 | 急性II型呼吸不全により長期人工呼吸器管理となったが,立位での呼吸筋トレーニングでADLが改善した一症例 |
第18回東京都作業療法学会 | 脳梗塞により右片麻痺,運動性失語を呈し,コミュニケーション手段に難渋した一例 |
第18回東京都作業療法学会 | 急性期橋出欠の症例に対し座位より姿勢制御を図り介助量が変化した症例~利き手物品操作獲得に至るまでの導入づくり~ |