リハビリテーション部

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リハビリテーション部の紹介

多職種連携で急性期から質の高い医療を提供

「多職種連携を強化し、普遍的な(ガイドラインに準じた)リハビリテーションの提供を行う」をビジョンに掲げ、病棟配置による多職種連携の強化と早期リハビリテーションの提供を心掛けています。配置病棟はローテーション制で、様々な疾患を経験できます。教育は、教育係と研修責任者によるチーム支援型を採用し、多様な視点から指導・助言ができるような体制を整えています。


5階病棟(整形外科、循環器内科、心臓血管外科)
5階病棟(整形外科、循環器内科、心臓血管外科)
6階病棟(脳神経外科)
6階病棟(脳神経外科)
7階病棟(消化器外科、泌尿器科)
7階病棟(消化器外科、泌尿器科)

理学療法

作業療法

言語聴覚療法

早期離床

医師・看護師と連携し、モニター管理や人工呼吸器管理、点滴治療中の状態からリハビリテーションを始めます。これにより発症直後や術後早期からリハビリテーションが可能となり、筋力低下など廃用症候群の予防や生活・活動範囲の拡大を助けます。

装具療法

脳卒中治療ガイドライン2021では、歩行機能を改善させるために頻回な歩行練習を行うことが勧められ(推奨A)、膝伸展筋力もしくは股関節周囲筋筋力が十分でない患者に対して歩行機能を改善するために、長下肢装具を使用することが妥当とされています(推奨B)。当院でもエビデンスに基づく治療として急性期より装具療法を取り入れ身体機能回復を目指しています。

心臓リハビリテーション

入院中の患者様や近隣病院退院後に社会復帰されている方を対象に、運動耐容能向上、再発・再入院予防を目的とした、心臓リハビリテーションを積極的に行っております。

カンファレンス

医師や看護師、薬剤師、検査技師、栄養士、相談員と週に一度カンファレンスを実施しています。退院後の生活に不安がある方には、担当スタッフが患者様のご家族から頂いた家屋情報をもとに、手すり・スロープ設置、福祉用具の選定など提案を行っています。

チーム医療

リハビリスタッフは病棟配置制をとっています。これにより、医師や看護師など他部署スタッフと密な連携をとり、円滑なリハビリテーションの提供を可能とします。

早期より嚥下評価・練習

入院後1日以内に嚥下機能を評価し、栄養方法を検討することで、栄養状態を確保し全身状態の安定へとつなげていきます。

感染症対策の観点からiPadを使用した遠隔による嚥下評価も実施しております。

業務スケジュール

  • 始業(各病棟ごとの朝礼に参加)
    リハビリ患者の情報収集(各病棟にて)
    リハビリ介入(4人~6人)
  • リハビリ実施記録作成
  • 昼休憩(言語聴覚士は食事評価・訓練)
  • 業務開始
    疾患別リハビリカンファレンス参加(多職種)
    リハビリ介入(6人~7人)
  • リハビリ実施記録作成
  • 終業

不定期に勉強会を開催しています。

実績

2022年度のリハビリ件数 年間述べ件数:4,176件(月平均:348件)

毎年3,000件以上のリハビリ件数があります

実績詳細

脳神経外科 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、硬膜下血腫、脳腫瘍、髄膜炎、めまい 等
内科 肺炎、COPD、尿路感染症、敗血症 等
整形外科 大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折、橈骨遠位端骨折、腰椎圧迫骨折、膝蓋骨骨折、外反母趾 等
外科 胃癌、大腸癌、乳癌、腸閉塞、胆嚢炎 等
心臓血管外科・循環器内科 心不全、心筋梗塞、狭心症、冠動脈バイパス術後弁置換術後 等

スタッフの資格と所属学会

認定療法士

認定理学療法士

運動器 2名
呼吸 1名
脳卒中 4名
循環 2名
スポーツ理学療法士 1名
疼痛管理 1名

認定言語聴覚士

失語・高次脳機能障害 1名
成人発声発語領域 1名

所得資格

3学会合同呼吸療法認定士 11名
栄養サポートチーム(NST)専門療法士 1名
医療安全管理者 1名
がんのリハビリテーション研修終了者 5名
BLSプロバイダー 2名
福祉住環境コーディネーター 7名
離床プレアドバイザー 3名
キネシオテーピングプラクティショナー 1名
心電図検定3級 1名
第一種衛生管理者 2名
リハビリテーション学修士 1名
医科学修士 1名
心不全療養士 3名
心臓リハビリテーション指導士 1名
協会指定管理者(上級) 5名

所属学会

日本心臓リハビリテーション学会会員 3名
日本循環器学会 3名
日本離床学会 5名
日本ボバース研究会 1名
日本ディサースリア臨床研究会 1名
日本呼吸ケアリハビリテーション学会 1名
日本高次脳機能障害学会 1名
日本全体構造臨床言語学会 1名
日本音声言語医学会 1名
日本臨床栄養代謝学会 1名

過去5年間の発表実績

第64回日本音声言語医学会総会・学術講演会 侵襲的人工呼吸器離脱困難例に対するシリンジ50mlを利用した気管カニューレ・サイドライン送気法
第3回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会 完全側臥位による嚥下法により一部経口摂取を再獲得できた 膠芽腫開頭腫瘍摘出術後の一症例
第1回チーム医療推進会議 脳神経外科リハビリテーションカンファレンスにおける連携強化の取り組みと今後の展望・課題~患者様一人一人に合わせたADL向上を目指して~
第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 大腿骨頚部骨折術後に破局的思考を認め集団コミュニケーションによりFIMが改善した一症例 The effect of group recreation in post-operative femoral neck fracture patient with catastrophic thinking.-A case report-
第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 リハビリテーション栄養を中心とした急性期チーム医療を実践した在宅からの高度栄養障害患者の一例 A case of severe malnutrition patient in community-dwelling followed by team management including rehabilitation.
第16回東京都作業療法学会 「使えない手」という認識からADL改善に伴い自己効力感が向上した症例〜「使えない手」から「使える手」になるまで〜
第21回日本言語聴覚学会 左半側空間無視に対してビデオフィードバック法を行い病識の獲得及び症状の改善に繋がった一症例
日本心臓リハビリテーション学会第5回関東甲信越支部地方会 心臓リハビリテーションカンファレンス実施の効果
第39回東京都理学療法学術大会 入院期心不全患者における退院時歩行自立に影響する因子の検討
第39回東京都理学療法学術大会 入院期心不全患者における転帰に影響する因子の検討
第39回東京都理学療法学術大会 大腿骨頚部骨折患者における急性期病院退院時の歩行自立可否に影響する要因の調査
第39回東京都理学療法学術大会 大腿骨頸部骨折術後患者に神経筋電気刺激療法を併用した起立着座練習を行い歩行・FIMが改善した症例
第39回東京都理学療法学術大会 脳血管障害後に大腿骨頚部骨折を受傷し痙縮により立位練習に難渋したが神経筋電気刺激法により改善を認めた一症例
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会 急性期脳血管疾患の在院日数に影響を与える因子:分位点回帰モデルによる分析
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会 脳底動脈先端症候群により皮質盲を呈した1症例に対する摂食嚥下リハビリテーションの工夫
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会 ST上昇型心筋梗塞後の入院期間が遷延した症例
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会 憩室出血による廃用症候群を呈しバランス機能及び注意機能低下を問題点とした症例に対する二重ステップ運動の効果
第22回日本言語聴覚学会in愛知 脳底動脈先端症候群により皮質盲を呈した1症例に対する摂食嚥下リハビリテーションの工夫
第22回日本言語聴覚学会in愛知 咽頭・喉頭感覚障害に対してTRP受容体刺激を行ったわ連ベルぐ症候群の1症例
第22回日本言語聴覚学会in愛知 左半側空間無視に対してビデオフィードバック法を行い病識の獲得及び症状の改善に繋がった一症例
第40回関東甲信越ブロック理学療法士学会 歩行時の左右動揺に対して膝立ち位の運動療法が有効であっ た大腸がん多発脊椎転移の一例
第27回日本心臓リハビリテーション学会 大動脈弁置換術後に無気肺を合併し、早期離床によりADL が改善した一症例
第5回日本循環器理学療法学会学術大会 心臓外科手術後患者における退院時歩行自立に影響を与える予測因子の検討
第40回東京都理学療法学術大会 僧帽弁閉鎖不全症術後の歩行自立までに日数を要した一症例
第40回東京都理学療法学術大会 冠動脈残存狭窄を有する大動脈弁置換術後患者に対し、有酸素運動により運動耐容能が改善した一症例
第6回日本栄養・嚥下理学療法研究会学術大会 新型コロナウィルス感染症疑い病床におけるタブレット端末を用いた嚥下機能評価の有用性
第28回日本心臓リハビリテーション学会学術集会 急性II型呼吸不全により長期人工呼吸器管理となったが,立位での呼吸筋トレーニングでADLが改善した一症例
第18回東京都作業療法学会 脳梗塞により右片麻痺,運動性失語を呈し,コミュニケーション手段に難渋した一例
第18回東京都作業療法学会 急性期橋出欠の症例に対し座位より姿勢制御を図り介助量が変化した症例~利き手物品操作獲得に至るまでの導入づくり~

よくある質問

グループ全体での新人教育体制について
苑田会グループでは1~5年目までを対象とした新人教育プログラムがあります。触診などの基礎的なところから各疾患の病態生理やアプローチ方法等の応用的な勉強会が開催されています。現在、コロナ禍のためwebを使用したオンラインにて開催しております。
新入職員への教育体制について

PT

当院は5階病棟(整形外科、循環器内科、心臓血管外科)、6階病棟(脳神経外科)、7階病棟(消化器外科、泌尿器科)、8階病棟(内科、感染症対策)の4つの班で構成されています。新入職の方は1年半は1つのフロアに在籍し、その後、1年毎にローテーションし、各班を経験してもらいます。また、班ごとにマンツーマンでの教育係がいるのですぐに相談しやすい環境となっています。
※在籍者の班異動を9月に実施する関係

OT

半年間は脳外科疾患を中心に担当し、それ以降は他疾患も少しずつ担当します。1年間で様々な疾患を経験します。教育係はマンツーマンで3カ月ごとに変更し、色々なセラピストの考え方や技術を学ぶことができます。

ST

半年間は脳外科疾患を中心に担当し、それ以降は他疾患も少しずつ担当します。ベッドサイド中心のため、すぐに先輩に相談しやすい環境になっています。
院内勉強会について
部内勉強会(各班毎の症例検討会や触診)、院内勉強会、当院の医師が主催する勉強会などを盛んに行っています。また、6カ月に1度、新人症例検討会を実施し、知識・技術向上を目標とした新人教育に努めています。
症例発表・研究に関する指導体制について
苑田会グループでは、研究計画発表会や予演会などを通して、病院や職種の垣根を越えて意見を出し合い、より良い発表が出来るような指導体制が整っています。
※感染状況に応じてZoom開催しています。
大学院について
当院では、早出シフトを採用しています。土曜日は固定の休みで平日は16:30に業務終了し、大学院の授業を受けています。

リハビリテーションスタッフの採用情報

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士

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